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エイプリルフール設定です←今更(^_^;)
多分、甘い?セバシエです。
会話文メイン




「命令だ。今日、一度だけ僕に嘘をつけ」
「…ですが坊ちゃん「め、い、れ、い、だ」」


そんな会話をしたのが今朝のこと。
夕方。
庭を散歩していた主に近づいた。


「嘘は?」
「…契約ですので」
「ふん、つまらない奴だ」


…今、ですかね。


「坊ちゃん」
「何だ?」
「…別れてください」


もちろん嘘だ。
私がこの方を手放すわけがない。
すぐ嘘だとわかるだろう。
と、思っていたのだが…。


「そ、か。男同士、しかも悪魔と人間なんてむ無理があったんだよな」
「坊ちゃ「いいんだ。僕も、そろそろ、限界かなって、思って、たから…」


すとん、と。
坊ちゃんから表情が抜け落ちた。
なのに、声は今にも泣きそうに震えていて。
その震える声が、坊ちゃんの言葉が嘘だと告げていた。

嗚呼、少しからかうだけのつもりだったのに。

俯いてしまった坊ちゃんを抱きしめる。


「…申し訳ありません」
「っ、別に傷ついてなんか…「嘘ですあなたを手放すわけがない」」


腕の中から逃れようとしていた主が、ピタリと動きを止める。


「そ、なこと…嘘でも言うな!」
「坊ちゃん」
「確かに僕は嘘をつけと命令した!だけど、こんな…こんなっ!」


ぎゅっと、腰に抱きつかれる。


「…お前がいなくなると思ったら、怖かった」
「申し訳ありません。絶対に、お側を離れません」
「……当たり前だ。お前は僕の恋人なんだからな」

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うん、時期でもないのにエイプリルフール設定書いちゃった珠羅です(*^^)


つか、嘘つかないとか言いながら、最低な嘘ついちゃったね!
セバスチャンに縋りついたりしないで、我慢しようとする坊ちゃんを書きたかったんです。

では、失礼します
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